[アップデート] Amazon ECR の拡張スキャンでコンテナイメージの利用状況が表示されるようになりました
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
Amazon ECR の拡張スキャンでコンテナイメージの利用状況が表示されるようになりました。
アップデート内容
今回のアップデートは、簡単に言うと「ECR のコンソールで、コンテナイメージを利用している ECS/EKS クラスターがわかるようになりました」というものです。
あれ、このアップデートどこかでみたような ...? と思う方もいるかもしれません。
はい、そうです。先日、Amazon Inspector でコンテナイメージの利用状況が可視化できるようになったのですが、そちらの ECR バージョンです。
いままで、 lastRecordedPullTime と言った形で、利用されているかの可否は確認できていました。
今回のアップデートで、具体的に利用している ECS/EKS クラスターはどれかまで、解像度が高くなりました。
棚卸しという意味合いで、非常に便利になりました。
やってみた
実際に画面を見てみましょう。Scanning and vulnerabilities
に Last in use at, Deployed ECS Tasks/EKS Pods がありますね。
また、下に進むと Deployed ECS Tasks/EKS Pods
として、クラスター ARN, Last in use at, Cluster metadata が表示されていました。
メタデータをクリックすると、クラスターメタデータが表示されます。
内容は次のとおりで、どのタスク定義や Service/Task で利用しているかが表示されています。
[
{
"clusterMetadata": {
"awsEcsMetadataDetails": {
"detailsGroup": "service:task-dev-service-obf0252v",
"taskDefinitionArn": "arn:aws:ecs:ap-northeast-1:123456789012:task-definition/task-dev:17"
}
},
"lastInUse": "2025-06-18T18:28:18.270Z",
"runningUnitCount": 1,
"stoppedUnitCount": 0
}
]
以前は利用していたが、現在は利用していない、コンテナイメージの画面をみてみました。
Deployed ECS Tasks/EKS Pods
が -
となっています。Last in use at
も -
になっています。
これは、どういうことでしょうか。
Inspector 側でも、同じコンテナイメージタグを確認してみました。
こちらは Deployed ECS Tasks/EKS Pods に 0 や、Last in use の記載があったため、ECR 側で -
であれば 0 で使われていないものだと認識しました。
まとめ
以上、「Amazon ECR の拡張スキャンでコンテナイメージの利用状況が表示されるようになりました。」でした。
この機能ですが評価に Inspector のスキャンを使っているため、新しいイメージまたはアカウントの場合、データが利用可能になるまでに最大 36 時間かかることがあるようなので、定期バッチで集計し通知するなどを検討している場合はお気をつけください。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!